トラックボールマウスで作業効率アップ!3年使ってわかったメリットと注意点【実体験レビュー】

こんな悩みを持つ方におすすめの記事です

  • 長時間のPC作業で手首や腕が疲れる、肩こりがひどい
  • 通常のマウスに使いづらさを感じている、しっくりこない
  • トラックボールマウスが気になるけど、実際どうなのか知りたい
  • 作業効率を上げるマウスを探している
  • デスクのスペースが限られている、狭い環境で作業している
  • マウス腱鞘炎に悩んでいる、予防したい
  • 在宅勤務が増えて作業環境を見直したい

**この記事では、児童福祉系の会社で働く筆者が3年間トラックボールマウスを使い続けてわかった、リアルな使用感とメリット・デメリットを詳しくご紹介します。**購入前の不安や実際の使用感、職場での導入事例まで、包み隠さずお伝えします。

目次

トラックボールマウスとの出会い:きっかけは偶然の故障

こんにちは、のすけです。私は児童福祉系の会社で働いており、日々の業務でパソコンを使う機会が多くあります。書類作成、データ入力、メール対応など、気づけば一日の大半をパソコンの前で過ごしているような働き方です。

3年前まで、私はマウスにそれほどこだわりを持っていませんでした。「マウスなんてどれも同じでしょ」と思っていたんです。USB有線タイプのごく普通のマウスを使っていたのですが、ある日突然それが壊れてしまいました。

特に深く考えることもなく、家電量販店で無線タイプの通常マウスを購入しました。「有線は邪魔だから、今度は無線にしよう」程度の軽い気持ちでの選択でした。最初のうちは特に問題なく使っていたのですが、徐々に違和感を覚えるようになりました。

具体的には、マウスを動かすたびにデスク上のスペースが気になったり、長時間使っていると手首に負担を感じたりするようになったのです。特に、資料を見ながら入力作業をする際、マウスを動かすスペースが足りないことにストレスを感じることが増えてきました。

「もっと快適に作業できるマウスはないだろうか?」

そう考え始めたとき、ふと目に留まったのがトラックボールマウスだったのです。

最初は敬遠していたトラックボールマウス:心理的ハードルとの戦い

店頭でトラックボールマウスを見たときの第一印象は正直、「変な形のマウスだな…使いづらそう…」というものでした。

それまで見慣れた形とはまったく違う見た目に、手を出す勇気が出なかったのです。大きな球体が埋め込まれたその姿は、まるで未来の道具のようで、「本当にこれで作業できるのだろうか」という不安が先立ちました。

価格も通常のマウスと比べると高めで、「もし自分に合わなかったらどうしよう」という思いもありました。家電量販店で何度も手に取っては戻し、悩みに悩みました。

でも、無線マウスへの不満は日に日に増していきました。特に、繁忙期で長時間作業が続くと、手首の疲労感が顕著になり、「このままではまずい」と感じるようになったのです。

ある日、思い切って店員さんに話を聞いてみました。すると、「慣れるまで1〜2週間かかる人もいますが、慣れたら手放せなくなる方が多いですよ」とのこと。

また、「手首を動かさないので、腱鞘炎予防にもなります」という言葉が決め手となりました。

意を決して、トラックボールマウスに挑戦することにしました。どうせ買うなら評判の良いものをと思い、口コミやレビューを調べた結果、ロジクールのM575Sを購入することにしたのです。

ロジクールを選んだ理由は、マウスメーカーとしての信頼性と、初心者でも使いやすいという評判があったからです。また、価格も上位モデルと比べて手頃で、「トラックボールマウス入門」には最適だと判断しました。

使ってみたら…衝撃の使いやすさ!慣れるまでの道のり

実際に使い始めて驚きました。

「めちゃくちゃ使いやすいじゃん!!」

…と言いたいところですが、正直に言うと、最初の2〜3日は「本当にこれで良かったのだろうか」と後悔しかけました。通常のマウスとは操作方法がまったく異なるため、思うようにカーソルが動かせず、簡単なクリック操作にも時間がかかってしまったのです。

しかし、店員さんの「1〜2週間は慣れる期間が必要」という言葉を信じて使い続けました。すると、4日目くらいから徐々に感覚が掴めてきました。トラックボールを親指で操作するだけで、マウス本体を動かす必要がないという快適さが、少しずつ実感できるようになってきたのです。

1週間後には、通常のマウスと同等の速度で操作できるようになりました。そして2週間後には、「もう通常のマウスには戻れない」と確信するほど、トラックボールマウスの虜になっていました。

それまでの不安は一気に吹き飛びました。特に感動したのは、デスク上のスペースをほとんど必要としないこと。マウスパッドも不要で、狭いスペースでも快適に作業できるようになったのです。

また、長時間作業しても手首が疲れないという点も大きな発見でした。通常のマウスでは、マウス本体を動かすために手首や腕全体を使いますが、トラックボールマウスは親指だけで操作が完結します。この違いが、疲労感の軽減に大きく貢献していたのです。

その快適さにすっかり魅了された私は、半年後にはさらに上位モデルのロジクールMX ERGO Sを購入し、現在も愛用しています。

MX ERGO Sは、角度調整機能がついており、より自然な手の位置で操作できるため、M575Sよりもさらに疲労感が少なくなりました。価格は高めですが、毎日長時間使うことを考えれば、十分に投資する価値があると感じています。

トラックボールマウスのメリット:3年使って実感した5つのポイント

1. 作業効率が大幅に向上

トラックボールマウスを使い始めてから、私の作業効率は明らかに上がりました。

マウス本体を動かさずに済むため、手首や腕への負担が軽減され、長時間の作業でも疲れにくくなったのです。以前は夕方になると手首のだるさを感じていましたが、トラックボールマウスに変えてからはそれがほとんどなくなりました。

また、狭いスペースでも使えるため、デスク周りがすっきりします。書類を広げながら作業することが多い私にとって、これは非常に大きなメリットでした。マウスパッドも不要になったため、デスクの有効活用ができるようになりました。

2. 精密な操作が可能

トラックボールを使った操作は、慣れると非常に精密なカーソル移動が可能になります。

細かい作業にも適しており、例えばExcelのセル選択や、画像編集ソフトでの細かい調整など、ストレスなく業務を進められるようになりました。通常のマウスでは手ブレが気になる場面でも、トラックボールなら親指の微細な動きでコントロールできるため、より正確な操作が可能です。

3. 肩こり・腕の疲労が軽減

これは予想外の効果でしたが、肩こりが明らかに改善されました。

通常のマウスを使っているときは、マウスを動かすために腕全体を動かす必要があり、知らず知らずのうちに肩に力が入っていたようです。トラックボールマウスに変えてからは、親指だけで操作できるため、肩や腕の筋肉がリラックスした状態を保てるようになりました。

長時間のデスクワークによる体の負担を軽減したい方には、特におすすめです。

4. マウスの移動が不要なのでマルチディスプレイ環境に最適

私は職場でデュアルモニター環境を使用していますが、トラックボールマウスは複数画面を行き来する作業に非常に適しています。

通常のマウスだと、広い範囲を移動する際にマウスを持ち上げて位置を調整する必要がありますが、トラックボールなら親指を回すだけで画面の端から端まで素早くカーソルを移動できます。

5. 腱鞘炎のリスクが低い

長年のPC作業で腱鞘炎に悩む人は少なくありません。

トラックボールマウスは、手首を固定した状態で親指だけを動かすため、手首への負担が大幅に軽減されます。予防という観点からも、早めにトラックボールマウスに切り替えることをおすすめします。

トラックボールマウスのデメリットと対処法:正直にお伝えします

もちろん、すべての人に合うわけではありません。実際、私の職場でも一部のマウスをトラックボールマウスに変更しましたが、使いやすいという職員と、通常のマウスに戻した職員の両方がいます。

デメリット1:向き不向きがある

トラックボールマウスには、明確に向き不向きがあります。

私の職場での導入事例を紹介すると、5人の職員のうち3人は「使いやすい」と評価し継続使用していますが、2人は「どうしても慣れない」「通常のマウスのほうが楽」という理由で元のマウスに戻しました。

特に、ゲームやデザイン作業で素早いマウス操作に慣れている人の中には、「トラックボールだと思うように動かせない」と感じる方もいるようです。また、手が小さい方や親指の力が弱い方にとっては、長時間の使用で親指が疲れるという声もありました。

**対処法:**可能であれば、家電量販店などで実際に触ってみることをおすすめします。また、最初は安価なモデルから試してみるのも一つの手です。私のようにM575Sから始めて、気に入ったら上位モデルに移行するという方法なら、リスクを最小限に抑えられます。

デメリット2:サイズが大きく持ち運びに不便

トラックボールマウスの最大のネックは、サイズが大きいため持ち運びがやや不便なことです。

通常のモバイルマウスと比べると、重量も体積も大きく、カバンに入れて持ち歩くには向いていません。特にMX ERGO Sのような上位モデルは、据え置き使用を前提とした設計になっています。

私は職場にMX ERGO Sを据え置きにし、自宅で仕事をする際にはロジクール社の通常マウス(モバイルマウス)を使用しています。Logi Boltレシーバー対応のマウスを選ぶことで、職場と自宅で異なるマウスを使っても、同一のレシーバーで複数のデバイスをスムーズに切り替えられます。

**対処法:**在宅勤務と出社のハイブリッド勤務の方は、職場用と自宅用で別々にトラックボールマウスを用意するか、私のように据え置きと携帯用で使い分けるのがおすすめです。投資額は増えますが、作業効率を考えれば十分に元が取れると感じています。

デメリット3:定期的なメンテナンスが必要

これは意外と知られていないポイントですが、トラックボールマウスは定期的なメンテナンスが必須です。

2〜3週間ごとに、トラックボールを外してセンサー部分に溜まるほこりや皮脂汚れを掃除する必要があります。これを怠ると、トラックボールの動きが悪くなり、カーソルがカクカクと不自然な動きをするようになってしまいます。

メンテナンス自体は5分程度で終わる簡単な作業ですが、忘れがちなのでスマホのリマインダーに設定しておくと良いでしょう。私は毎月1日と15日にメンテナンスをすると決めています。

**対処法:**トラックボールは簡単に取り外せるので、乾いた綿棒や専用のクリーニングクロスでセンサー部分を優しく拭き取ります。細かい隙間のほこりは、エアダスターを使うと効果的です。

メンテナンスの注意点:アルコールは厳禁!

ここで重要な注意点があります。トラックボールをアルコールで拭いてしまうと、脱脂されて転がりが極端に悪くなります。

私も最初の頃、「除菌も兼ねて」とアルコールウェットティッシュで拭いてしまい、ボールがまったく滑らかに転がらなくなって焦った経験があります。調べてみると、ボール表面の適度な油分が転がりの滑らかさに重要な役割を果たしているようです。

**私なりの対処法:**転がりが悪くなってしまったときは、ハンドクリームを少量(米粒1〜2粒分程度)取り、手のひらで温めてから薄く伸ばし、トラックボールに塗布します。そうすると、気持ちの良い転がり具合が復活します。

ただし、これは公式の方法ではありませんし、メーカー推奨でもありません。あくまで私個人の対処法なので、試される場合は自己責任でお願いします。本来であれば、専用のメンテナンス用品を使用するのが最も安全です。

また、どうしても状態が改善しない場合は、トラックボール単体で交換部品として購入できることもあるので、メーカーに問い合わせてみることをおすすめします。

デメリット4:価格が高め

トラックボールマウスは、通常のマウスと比べると価格が高めです。

私が使用しているMX ERGO Sは1万円以上しますし、入門モデルのM575Sでも5,000円前後します。通常のマウスなら1,000〜2,000円で購入できることを考えると、初期投資としてはハードルが高いと感じる方もいるでしょう。

**対処法:**長期的な視点で考えることが重要です。私の場合、3年間ほぼ毎日使用していますが、故障もなく快適に使い続けています。1日あたりのコストで計算すると、MX ERGO Sでも1日約10円程度。作業効率の向上や健康面でのメリットを考えれば、十分に投資価値があると実感しています。

職場導入の実例:チーム全体での使用感

私の勤める児童福祉系の事業所では、私が率先してトラックボールマウスの良さを伝えた結果、一部の業務用PCのマウスをトラックボールマウスに変更することになりました。

当初は「本当に使いやすいの?」と懐疑的な反応もありましたが、実際に導入してみると、予想以上に好評でした。特に、長時間のデータ入力業務を担当している職員からは「手首が楽になった」「肩こりが減った」という声が多く聞かれました。

一方で、前述のとおり、全員が気に入ったわけではありません。操作に慣れるまでの期間がストレスになったり、親指の動かし方が合わないと感じたりした職員もいました。

この経験から言えるのは、トラックボールマウスは「試してみる価値は十分にあるが、万人向けではない」ということです。可能であれば、まずは個人で試してみて、自分に合うと確信してから職場への導入を提案するのが良いでしょう。

トラックボールマウス選びのポイント

ロジクールのM575SとMX ERGO Sの比較

私が実際に使用した2機種について、詳しく比較してみます。

M575S(入門モデル)

  • 価格:約5,000円前後
  • 特徴:シンプルで使いやすい設計
  • おすすめの人:初めてトラックボールマウスを試す人、コストを抑えたい人
  • メリット:価格が手頃、軽量で扱いやすい
  • デメリット:角度調整機能がない、ボタンのカスタマイズ性が限定的

MX ERGO S(上位モデル)

  • 価格:約10,000〜13,000円
  • 特徴:角度調整機能、高精度センサー、豊富なカスタマイズ機能
  • おすすめの人:長時間使用する人、より快適性を求める人、すでにトラックボールマウスが気に入っている人
  • メリット:エルゴノミクスデザインで疲れにくい、複数デバイスの切り替えが簡単
  • デメリット:価格が高い、サイズが大きい

私の経験から言えば、まずM575Sで試してみて、気に入ったらMX ERGO Sにステップアップするのが最も賢い選択だと思います。

親指操作型と人差し指操作型の違い

トラックボールマウスには、大きく分けて親指でボールを操作するタイプと、人差し指や中指でボールを操作するタイプがあります。

私が使用しているロジクールのモデルは親指操作型ですが、人によっては人差し指操作型のほうが合う場合もあります。可能であれば、店頭で両方試してみることをおすすめします。

一般的には、親指操作型のほうがマウスからの移行がスムーズで、初心者向けと言われています。

トラックボールマウスが特におすすめな人

私の3年間の使用経験と職場での導入事例から、特に以下のような方にトラックボールマウスをおすすめします。

  1. 長時間のPC作業が多い人
    • デスクワークが中心の職種
    • 在宅勤務で作業時間が増えた人
    • 毎日8時間以上パソコンを使用する人
  2. 手首や腕の疲労を感じている人
    • マウス腱鞘炎に悩んでいる、または予防したい人
    • 夕方になると手首がだるくなる人
    • 肩こりや首の痛みに悩んでいる人
  3. デスクスペースが限られている人
    • 狭いデスクで作業している人
    • 書類を広げながら作業することが多い人
    • マウスパッドのスペースを確保できない環境の人
  4. マルチディスプレイ環境で作業している人
    • 複数のモニターを使用している人
    • 画面間の移動が頻繁にある人
  5. 細かい作業が多い人
    • 画像編集やデザイン作業をする人
    • Excelなどで細かいセル操作が多い人
    • CADなど精密な操作が求められる仕事をしている人

逆にトラックボールマウスが向いていない人

正直にお伝えすると、以下のような方にはトラックボールマウスは向いていないかもしれません。

  1. FPSゲームなど素早いマウス操作が必要な人
    • ゲーマーの多くは通常のマウスを好む傾向があります
  2. 親指の力が弱い人、親指に痛みがある人
    • 長時間使用すると親指に負担がかかります
  3. 外出先での使用が多い人
    • 持ち運びには不便なサイズです
  4. すぐに結果を求める人
    • 慣れるまで1〜2週間は必要です

トラックボールマウスを使いこなすコツ

初心者向け:慣れるまでの期間を乗り越える方法

トラックボールマウスに切り替えたばかりの頃は、誰でも「使いづらい」と感じるものです。ここで諦めてしまうのは非常にもったいないので、以下のコツを実践してみてください。

1週目:基本操作に慣れる

  • 簡単な作業から始める(メールチェック、ウェブ閲覧など)
  • 急がずゆっくりと操作する
  • 毎日最低30分は使用する時間を確保する

2週目:感覚を掴む

  • 徐々に業務で使用する時間を増やす
  • カーソルの速度設定を調整してみる
  • ボタンのカスタマイズを試してみる

3週目以降:本格的に移行

  • メインマウスとして使用する
  • 通常のマウスとの併用をやめる(これが重要!)

私の経験上、通常のマウスとの併用を続けていると、いつまで経っても慣れません。思い切ってトラックボールマウス一本に絞ることが、早く慣れる最大のコツです。

カーソル速度の調整

トラックボールマウスを快適に使うには、カーソル速度の調整が重要です。

最初は遅めに設定しておき、慣れてきたら徐々に速度を上げていくのがおすすめです。私は現在、Windows設定でカーソル速度を真ん中より少し速めに設定しています。

また、ロジクールの専用ソフト「Logi Options+」を使えば、より細かい設定が可能です。アプリケーションごとに異なる速度を設定することもできるので、作業内容に応じて最適化できます。

ボタンのカスタマイズ

トラックボールマウスの大きな魅力の一つが、ボタンのカスタマイズ機能です。

私のMX ERGO Sでの設定例をご紹介します:

  • 親指手前のボタン:「戻る」機能(ブラウザやエクスプローラーで頻繁に使用)
  • 親指奥のボタン:「進む」機能
  • ホイールボタン:「タスクビュー」(Windows 10/11の仮想デスクトップ切り替え)

これらのカスタマイズにより、キーボードに手を伸ばす回数が減り、作業効率が格段に向上しました。

正しい持ち方と姿勢

トラックボールマウスを使う際は、正しい持ち方と姿勢も重要です。

  • 手首をデスクに置いた状態で、自然に手のひらがマウスに乗るようにする
  • 親指は軽くボールに触れる程度で、力を入れすぎない
  • 肩の力を抜き、リラックスした状態を保つ
  • 肘の角度は90度以上を保つ

MX ERGO Sの角度調整機能を使えば、より自然な手の角度で操作できるため、さらに疲労を軽減できます。

よくある質問と回答

Q1. トラックボールマウスは左利きでも使えますか?

A. 親指操作型のトラックボールマウスは、基本的に右利き用の設計です。左利きの方には、人差し指や中指で操作するタイプのトラックボールマウスをおすすめします。また、一部メーカーでは左右対称設計のモデルも販売されています。

Q2. ゲームにも使えますか?

A. 一般的なゲームプレイには問題ありませんが、FPSなど素早い照準移動が必要なゲームには向いていません。RPGやストラテジーゲームなど、精密な操作が求められるジャンルであれば、むしろ通常のマウスより快適に感じる場合もあります。

Q3. Bluetooth接続とUSBレシーバー、どちらが良いですか?

A. 接続の安定性を重視するならUSBレシーバーがおすすめです。Bluetoothは便利ですが、環境によっては接続が不安定になることがあります。私はLogi Boltレシーバーを使用しており、複数のデバイスを一つのレシーバーで管理できて便利です。

Q4. 電池の持ちはどれくらいですか?

A. 私が使用しているM575Sは単3電池1本で約24ヶ月、MX ERGO Sは充電式で1回のフル充電で約4ヶ月持ちます。実際の使用状況によって変わりますが、頻繁に電池交換や充電をする必要がないのは大きなメリットです。

Q5. 中古でも大丈夫ですか?

A. トラックボール部分の摩耗具合によっては、動きが悪くなっている可能性があります。また、衛生面も気になるところです。長く使うものなので、できれば新品の購入をおすすめします。ただし、交換用のトラックボールを入手できるモデルであれば、中古でも問題ないかもしれません。

メンテナンス完全ガイド

トラックボールマウスを長く快適に使うために、正しいメンテナンス方法をマスターしましょう。

日常のお手入れ(週1回程度)

  1. 乾いた柔らかい布でマウス本体を拭く
  2. トラックボール表面を軽く拭く
  3. ボタン周辺のほこりを除去する

本格的なクリーニング(2〜3週間に1回)

  1. トラックボールを取り外す(底面から押し上げると簡単に外れます)
  2. センサー部分を綿棒で優しく拭く
  3. トラックボールを乾いた布で拭く
  4. 支持球(ボールを支える小さな球)も忘れずに拭く
  5. エアダスターで細かいほこりを吹き飛ばす
  6. すべてを元に戻す

転がりが悪くなった時の対処法

前述のとおり、アルコールでの清掃は避けてください。もし転がりが悪くなってしまった場合は、以下の方法を試してみてください。

  1. トラックボールを水洗いし、完全に乾燥させる
  2. 少量のハンドクリーム、またはシリコンスプレーを使用する(※非公式の方法なので自己責任で)
  3. それでも改善しない場合は、交換用トラックボールの購入を検討する

メンテナンス用品のおすすめ

  • マイクロファイバークロス
  • 綿棒(細いタイプと太いタイプの両方)
  • エアダスター
  • 精密機器用のクリーニングキット

これらは100円ショップでも入手できますが、長く使うことを考えれば、品質の良いものを選ぶことをおすすめします。

購入前のチェックリスト

トラックボールマウスの購入を検討している方は、以下のポイントをチェックしてみてください。

□ 1〜2週間は慣れる期間が必要なことを理解している □ 据え置き使用が中心である(持ち運びが少ない) □ 定期的なメンテナンスができる □ 長時間のPC作業が多い □ 手首や腕の疲労を感じている □ 店頭で実際に触ってみた(可能であれば) □ 予算に余裕がある(5,000円〜) □ 万が一合わなかった場合のリスクを受け入れられる

これらの項目に多く当てはまる方は、トラックボールマウスで満足できる可能性が高いです。

私の3年間の使用履歴と変化

最後に、私の3年間のトラックボールマウス使用履歴をまとめてみます。

1年目:M575Sでの試行錯誤

  • 最初の2週間:「本当に使いこなせるのか?」という不安
  • 1ヶ月後:通常のマウスと同等の作業効率を実現
  • 3ヶ月後:「もう戻れない」と確信
  • 6ヶ月後:上位モデルへの買い替えを決意

2年目:MX ERGO Sで作業効率が飛躍的に向上

  • 角度調整機能により、さらに快適に
  • 職場への導入を提案・実施
  • ボタンカスタマイズを極める
  • メンテナンスルーティンが確立

3年目:完全に生活の一部に

  • トラックボールマウスなしでは作業できない体に
  • 他の人にも積極的に勧めるように
  • 手首の痛みや肩こりがほぼゼロに
  • 作業効率の向上を実感し続けている

この3年間で、初期投資以上の価値を得られたと確信しています。特に健康面でのメリットは、お金には代えられない価値があると感じています。

まとめ:トラックボールマウスは試す価値あり

トラックボールマウスにして、私の作業効率は確実に向上しました。

見た目が独特で使ったことがないから…という理由で敬遠している方は、ぜひ一度試してみることをおすすめします。向き不向きはありますが、合う人にとっては手放せないアイテムになるはずです。

特に長時間のPC作業で疲労を感じている方、デスクスペースを有効活用したい方、腱鞘炎を予防したい方には、トラックボールマウスが新たな作業スタイルの扉を開いてくれるかもしれません。

最初の1〜2週間は慣れるまでの辛抱が必要ですが、それを乗り越えれば、きっと「なぜもっと早く使わなかったんだろう」と思うはずです。

私の場合、3年前にトラックボールマウスと出会ったことで、仕事の質も体の健康も大きく改善されました。この記事が、あなたのマウス選びの参考になり、より快適な作業環境を手に入れるきっかけになれば幸いです。

追記:この記事の感想や、あなたのトラックボールマウス体験談もぜひコメントで教えてください。「こんな使い方もあるよ」「こんなメンテナンス方法もあるよ」といった情報交換ができれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

はじめまして、「YuBox」運営者ののすけです。
私は普段、福祉関係の事業所で責任者として働いています。日々の業務や生活の中で「もっと便利にならないか?」「AIを使えば解決できるのでは?」と考えることが増え、ブログを通じて発信することにしました。

YuBoxという名前には、自分の名前からの派生と、さまざまな情報を詰め込んだ“BOX”という意味を込めています。特定のジャンルに絞らず、AI、ライフハック、お金、副業、子育て、福祉のことなど、幅広いテーマを扱っていきます。

AIを使えば、アイデアを形にしたり、文章やイラストを作成したり、これまで手間のかかっていたことがぐっと楽になります。その力を借りながら「生活を便利にするヒント」を届けるのがこのブログの目的です。

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