こんにちは、のすけです。
一人暮らしを始めて1年が経った頃、通帳を見て愕然としました。毎月の食費が5万円を超えていたんです。
当時の私の食生活はこんな感じでした:
- 朝食:コンビニのサンドイッチ(300円)
- 昼食:コンビニ弁当(500円)
- 夕食:ファミレス(1,200円)やラーメン屋(800円)
- 休日:外食ばかりで1日2,000円以上
残業で帰宅は毎晩21時過ぎ。疲れ切った体で料理なんてできません。冷蔵庫には賞味期限切れの調味料だけが寂しく並んでいました。
「自炊しなきゃダメだ」と分かっていても、仕事のストレスでコンビニやファミレスに足が向いてしまう日々。罪悪感と食費の高さに悩んでいました。
転機:「外食でも選び方次第」という発見
そんな時、栄養士の友人に相談したところ、目からウロコの言葉をもらいました。
「のすけくん、外食が悪いんじゃない。選ぶメニューが問題なんだよ」
この一言で、私の食生活に対する考え方が180度変わりました。完璧な自炊を目指すのではなく、「賢い外食選び」にシフトしたんです。
実践開始:食費を半額にした「外食戦略」
【戦略1】定食屋を攻略せよ
まず挑戦したのが、職場近くの定食屋です。最初は「おじさんの聖域」みたいなイメージで入りづらかったのですが、思い切って扉を開けてみました。
**焼き魚定食(680円)**を注文。ご飯、味噌汁、焼きサバ、小鉢2品、漬物がついて、この価格です。コンビニ弁当(500円)とたった180円しか変わらないのに、栄養価は雲泥の差でした。
魚の良質なタンパク質、野菜の小鉢で食物繊維、発酵食品の味噌汁で腸内環境もケア。これまでコンビニ弁当で済ませていた昼食が、こんなに変わるとは思いませんでした。
効果:週3回利用で、昼食代を月15,000円→10,200円に削減
【戦略2】立ち食いそば屋の活用
次に挑戦したのが立ち食いそば屋です。「ゆで太郎」なら女性でも入りやすく、**かき揚げそば(390円)**でお腹いっぱいになります。
そば粉に含まれるルチンは血管を強くし、かき揚げで野菜も摂取可能。何より、注文から提供まで3分という速さが、忙しい社会人には最高でした。
効果:夕食での利用で、1食800円→390円を実現
【戦略3】コンビニの「単品組み合わせ術」
コンビニも使い方を変えました。弁当1個買いをやめ、以下の組み合わせに変更:
- サラダチキン(213円)
- おにぎり(118円)
- カットサラダ(138円)
- 合計:469円
弁当(500円)より安いのに、タンパク質25g、食物繊維も豊富という優秀さ。この組み合わせを覚えてから、コンビニでの食事も罪悪感がなくなりました。
やってはいけない「食費の無駄遣いパターン」
一方で、これまでの食生活で「無駄だった選択」も見えてきました。
NG①:から揚げ弁当の連続摂取
カロリーは高いのに満腹感が続かず、結局間食で追加支出。栄養バランスも最悪でした。
NG②:居酒屋の頻繁利用
ストレス発散で週2回通っていた居酒屋(1回3,000円)。月24,000円が消えていました。これを月1回に減らしただけで、21,000円の節約に。
NG③:深夜のラーメン
疲れた日の締めラーメン(800円)。塩分過多でむくみ、翌朝の体調も最悪。週5回→週1回に削減しました。
3ヶ月後の驚きの変化
新しい食生活を3ヶ月続けた結果:
金銭面の変化
- 食費:月50,000円 → 25,000円(半減!)
- 浮いたお金:月25,000円を貯金へ
- 年間節約額:30万円
体調面の変化
- 体重:3kg減(68kg→65kg)
- 肌荒れ:明らかに改善
- 朝の目覚め:スッキリ起きられるように
- 午後の眠気:ほぼなくなった
精神面の変化
- 食事に対する罪悪感が消失
- 「今日は何を食べよう」と考えるのが楽しくなった
- 時間に余裕ができ、ストレス軽減
私の現在の「外食ローテーション」
現在実践している1週間のメニューローテーションをご紹介します:
平日ランチ(月〜金)
- 月・水・金:定食屋(焼き魚定食、生姜焼き定食など)
- 火・木:立ち食いそば屋(野菜そば、山菜そばなど)
平日ディナー(月〜金)
- 月・水:定食屋の夜メニュー
- 火・木・金:コンビニ組み合わせ術
土日
- 土曜:好きなものを1食、残り2食は簡単自炊
- 日曜:作り置きの準備日(簡単なものだけ)
忙しい一人暮らしが「外食で節約」する3つのコツ
コツ1:「一汁三菜」を意識したメニュー選び
弁当やどんぶりより、定食スタイルを選択。自然と栄養バランスが整います。
コツ2:「行きつけの店」を5店舗確保
- 定食屋:1店舗
- そば・うどん屋:1店舗
- コンビニ:2店舗(仕事用、自宅用)
- その他(テイクアウト等):1店舗
選択肢があることで、飽きずに続けられます。
コツ3:完璧を求めない「6割主義」
毎日完璧な食事を目指さず、週単位でバランスを取る考え方に変更。「今週は魚が少なかったから、明日は焼き魚定食にしよう」程度の調整で十分です。
「外食=悪」という思い込みを捨てよう
この体験を通じて気づいたのは、外食が悪いのではなく、「選択」が問題だったということです。
忙しい現代人にとって、外食は生活の一部。それなら「どう選ぶか」で人生の質を上げた方が賢明です。
無理な自炊で挫折と罪悪感を繰り返すより、現実的な外食戦略で着実に健康と節約を手に入れる。これが私の出した結論です。
まとめ:外食中心でも理想の食生活は実現できる
一人暮らしの食費削減は、自炊だけが解決策ではありません。
私のように「賢い外食選び」でも、十分に節約と健康を両立できます。大切なのは:
- 正しい知識で店舗とメニューを選ぶこと
- 継続可能な方法を見つけること
- 完璧を求めず、6割の改善を積み重ねること
もしあなたも食費の高さに悩んでいるなら、まずは明日のランチを定食屋にしてみませんか?小さな一歩が、大きな変化の始まりになるはずです。
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